出会い
英語の勉強法をいろいろ調べていく中でこの本を紹介しているブログがありました。 そこで紹介されていた
「英語を始める」ということは「英語のある人生を選ぶ」ということ
というフレーズにビビッときたので読んでみました。
結論からいうと、期待に違わぬいい本でした。とくにこれから英語を始めようかどうか悩んでいるような人にとても効くんじゃないかなと思います。
どんな本?
見開きの右ページに格言のようなもの(この本では「つぼ」と表現されている)が、左ページにその解説が載っています。英語を身につける上で著者が大切だと思うことが全編に渡って書かれています。
感想
私はすでにいろいろ調べた上で英語の学習を始めてしばらく経っているので、どちらかというとすでにたどり着いている情報の再確認であることのほうが多かったのですが、この本の一番の想定読者と思われる、これから英語を始めようという人にとっては非常に役立つ考え方がたくさんあると思います。
私にとっても、目から鱗の考え方がいくつもありました。
- 英語は英語、リスニングもスピーキングもない
- 「日常会話」から始める必要はない
- 聞く力は一番ネイティブに近づきやすい
- 間違えることは大きな経験になる
- 一度恥をかいたことは二度と忘れない
などなど。
これ以外にも、もっと具体的なアドバイスもたくさんあります。
- とにかく聞く、声に出す
- 続ける、反復することがなにより大事
- 発音よりアクセント
- 結論を最初と最後に書く
などなど。
まとめと余談
私はとある目的のために英語の勉強を始めました。そのために TOEIC の点数が必要でした。その時点で、英語はただの手段でした。
もともと勉強熱心なタイプではないため、じわじわとしか伸びず特にリーディングとスピーキングはほとんど進歩しませんでした。 そのため、心を入れ替えて少し前からTOEIC の点数に拘泥せずにひたすら聞いてひたすら話すトレーニングに全振りするようにしました。 いつのまにやら、本職のエンジニアとしての勉強もそこそこに英語の学習・トレーニングに多くの時間を費やすようになっていました。手段だったはずの英語がいつしかあたかも目的のようになってしまっていて、これでいいのだろうかと悩むこともありました。
そうこうしているうちに、最初の目的となった話はなかったことになりました。
それでも私は英語の勉強を続けています。むしろ以前より必死で。 周囲の英語話者とコミュニケーションが取れるようになったり、英語で提供されている情報にもっと気軽にアクセスできるようになるために。
英語がもっと手軽に扱える手段になったとき、そここそが、今の自分にとっての「スタート地点」だと思うので。 まあ、ベタなまとめ方をすると「英語のある人生を選んだ」ということですね。