Toy と帽子と ADP BE

主にプログラミングに関わる話をゆるくエモくやっていきます

リピーティング用の音声ファイルを作る

Overview

英語のトレーニング法の一つにリピーティングというものがあります。お手本を聞いたあとに自分でそれを繰り返して発声するというやつです。

で、それ用に用意された、センテンスごとに間隔が空けられた音源がある場合はいいのですが、リピーティング用に作られた教材でもない限りそのようなものはまずありません。 なので、自分でいちいちポーズしながらリピーティングするか、音源を加工して自分が発声するための間隔を開ける必要が出てくるわけです。

リピーティングを始めた当初は自分でいちいちポーズしていたのですが、そんなことをしているとその作業に気を取られて全然英文が頭に入ってこないため、全くトレーニングになりません。

そんなわけで、一念発起して音声ファイルを加工することにしました。

用意するもの

今回は audicity というソフトウェアを使いました。 これを選んだ理由は、大した理由はなくググって上に出てきたからだけです。*1

インストール方法

私の環境は Xubuntu なので

$ sudo apt install audicity

でインストール完了しました。

Windows の人はインストーラーをダウンロードしてきて実行すればいいと思います。

実践

起動

まずは起動しましょう。(当たり前)

こんなウィンドウが開きます。

f:id:mdstoy:20181024231934p:plain

ファイル読み込み

続いて編集したい音声ファイルを開きます。 File -> Open から、編集したいファイルを選択です。

選択すると、こんな感じ。

f:id:mdstoy:20181024232619p:plain

編集

範囲選択

マウスカーソルを I ビームにして*2、「ウィンドウの波形を表示している部分」で「間隔を入れたい場所」から「最後」までをドラッグして選択状態にします。

右側の水色の部分が選択された範囲です。ルーラーには選択範囲に矢印が表示されるので、そこでも確認できます。

f:id:mdstoy:20181024233028p:plain

なお、間隔を開けるのが息継ぎごとだけでいい場合は、波形を見るだけでだいたいどこで区切るべきかわかるので問題ないと思います。 しかし、一文が長い場合とか節単位などで区切りたい場合もあると思います。その場合は、実際に再生して位置を確認して、いい感じの場所で(!)切ってください。 なお、ソフトの機能を駆使すれば「いい感じの場所」を厳密に定めることもできるかもしれませんが、私は面倒なので目分量でやってます。*3

切り取り

Ctrl+x で切り取ります。

f:id:mdstoy:20181024233855p:plain

貼り付け位置選択

波形表示部分で、貼り付けたい場所の始点をクリックします。表示上はその場所に縦線が入ります。

言うまでもないですが、今回の目的はリピーティングなので、手前のセンテンスの長さ + α の間隔を取ります。

f:id:mdstoy:20181024234510p:plain

貼り付け

Ctrl+v で貼り付けます。

f:id:mdstoy:20181024234610p:plain

あとは、上記の編集作業を必要な数だけ繰り返せば OK です。

保存

File -> Export -> 保存したい形式(だいたい mp3 だと思いますが)を選んで、保存したい場所とファイル名を指定すれば OK です。 元ファイルを上書きしないように注意しましょう。(予めファイルをコピーしておくのもいいでしょう)

ソフトの終了

なお、audacity を閉じると以下のようなダイアログが出ますが、上記手順でエクスポート済みなので保存はせずに "No" で問題ありません。

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まとめ

これで、快適なリピーティングができるようになるはず!!

なお私は、実際にファイルを編集する作業とこのブログを書く作業に時間を費やしたため、今日はトレーニングができませんでした・・・。

*1:歳をとるとそのへんにこだわりというのものがなくなってくるのです。(どうでもいい)

*2:起動時はそうなっているので、特に作業はいりません。変更はツールバーでできます。

*3:歳をとると(以下略